
「軽トラや軽バンにハイオクなんて勿体ない!」と思っていませんか?
実は、スバル・サンバー(特にスーパーチャージャー搭載モデル)のオーナーの間では、あえてハイオクガソリンを選択する人が少なくありません。
単なる気分の問題ではなく、エンジンの寿命や保護に関わる技術的な理由があるのです。その主な3つの理由を解説します。
1. 過給機エンジンの「ノッキング」対策
最大の理由は、エンジンを守るためです。
スーパーチャージャー(SC)付きのEN07型エンジンは、空気を圧縮して送り込むため、燃焼室の温度や圧力が高くなります。特に年式の古い車体では、エンジン内部にカーボンが溜まり、設計値よりも圧縮比が上がってしまっている個体が多くあります。
この状態でレギュラーガソリンを使って負荷(登坂や荷物の積載)をかけると、「チリチリ」「カリカリ」というノッキング音(異常燃焼)が発生しやすくなります。ハイオクを入れることでこの異常燃焼を抑え、エンジンブローのリスクを減らすことができます。
2. 定番チューン「点火時期調整」を行っている
サンバー乗りの間では、非常にメジャーな「レジスタ交換」というチューニングがあります。
- レジスタ交換とは:点火時期調整用の抵抗を差し替え、点火のタイミングを早める(進角させる)こと。
- メリット:トルク感やレスポンスが向上する。
- デメリット:ノッキングしやすくなる。
この「点火時期を進角させるチューン」を行っている場合、レギュラーガソリンのままではエンジンを痛めてしまいます。そのため、「レジスタ交換=ハイオク化」はセットで行うのが鉄則となっており、ハイオクを入れているオーナーが多い大きな理由の一つです。
3. エンジン内部の洗浄(コンディション維持)
長く乗り続けたい「農道のポルシェ」だからこそ、労わりたいという理由です。
ハイオクガソリンには、レギュラーには含まれていない(または少ない)強力な清浄剤が含まれています。給油し続けることで、吸気バルブや燃焼室内の汚れを少しずつ落とし、きれいな状態を保つ効果が期待できます。
まとめ:サンバーにハイオクは「あり」か?
結論として、以下の症状や目的があるなら「大いにあり」です。
- 坂道でアクセルを踏むと「カリカリ」音がする
- レジスタ交換でパワーアップを狙いたい
- 古いエンジンを少しでも長持ちさせたい
タンク容量の小さいサンバーなら、満タンにしてもレギュラーとの差額は数百円程度です。この金額で「エンジンの保護剤」を買うと思えば、決して高い出費ではないかもしれません。



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