
「健康のためにマグネシウムを摂りたいけど、サプリは高いし……」
「家にある塩から、良い成分だけ取り出せないかな?」
そんなふうに思ったことはありませんか?
実は、スーパーで売っている「粗塩(あらじお)」とペットボトルがあれば、誰でも簡単に自宅で「天然ミネラル(にがり)」を抽出することができるんです。
今回は、電気も火も使わない「塩のミネラル抽出法」と、そこで取れる「マグネシウムの驚きの効果」について解説します。
なぜ塩から「ミネラル」だけ取り出せるの?
まずは仕組みを簡単に解説します。
なぜ塩を置いておくだけで、ミネラルたっぷりの液体が取れるのでしょうか?
その秘密は「潮解性(ちょうかいせい)」にあります。
塩とニガリの違い
- 塩化ナトリウム(塩):
湿気に強く、固まりのままでいようとする。 - 塩化マグネシウム(にがり):
湿気が大好き。空気中の水分を吸って、勝手に溶けて水になる。
この性質の違いを利用して、「溶け出したミネラル液」と「残った塩」に自然に分けることができるのです。
【実践】ペットボトルで簡単!ミネラル抽出の手順
では早速、抽出装置を作ってみましょう。工作時間は3分です。
用意するもの
- 500mlの空きペットボトル
- コーヒーフィルター(キッチンペーパーでも可)
- 粗塩・天日塩
※重要:成分表にマグネシウムが含まれている「しっとりした塩」を選んでください。「精製塩」は不可です。
手順
- ペットボトルを切る
ペットボトルの上から1/3くらいをカッターやハサミで切ります。 - セットする
飲み口がある「上部分」を逆さまにして、「下部分」に差し込み、じょうごのような形にします。 - 塩を入れる
飲み口部分にコーヒーフィルターを敷き、その中に「粗塩」を山盛りにいれます。 - 放置する
湿気の多い場所(台所のシンク下など)に数日間〜1週間放置します。梅雨時は特によく取れます。
数日経つと、下のカップにポタポタと透明な液体が溜まってきます。これが濃厚なミネラル液(にがり)です!
抽出した「自家製にがり」の使い方
抽出された液体は、マグネシウムやカリウムが濃縮されています。
そのまま舐めると飛び上がるほど苦いですが、これがミネラルの味です。
- お風呂に入れる:
エプソムソルト代わりになり、体が芯から温まります。 - ご飯を炊く:
2〜3滴垂らして炊くと、お米がふっくら艶やかに。 - 豆腐作り:
豆乳に混ぜて蒸せば、自家製豆腐の完成です。
やっぱりすごい!マグネシウムの5つの効果
苦労して取り出したこの「マグネシウム」。
体にとって、現代人に不足しがちな「万能ミネラル」と言われています。
- こむら返りを防ぐ
筋肉を緩める作用があり、足がつるのを防ぎます。 - 偏頭痛・肩こりの緩和
血管や筋肉の緊張をほぐし、血流を良くします。 - メンタルの安定・睡眠改善
神経の興奮を鎮め、リラックス効果をもたらします。 - 骨を丈夫にする
カルシウムの吸収を助け、骨密度を保ちます。 - 便秘解消
腸に水分を集め、自然なお通じを促します。
「足がつりやすい」「寝付きが悪い」という人は、マグネシウム不足かもしれませんね。
【注意】摂取する際のポイント
最後にひとつだけ注意点です。
腎臓の機能が低下している方は注意
健康な人は余分なマグネシウムを尿として排出できますが、腎臓が悪い方はうまく排出できず、「高マグネシウム血症」になるリスクがあります。
摂取前に必ず医師に相談してください。
まとめ
- 粗塩を湿気のある場所に置くだけで「ミネラル(にがり)」は抽出できる。
- 原理はマグネシウムの「潮解性(水分を吸って溶ける性質)」を利用している。
- マグネシウムは筋肉疲労、睡眠、メンタルケアに最強のミネラル。
家庭にある塩を使って、0円でできる科学実験のようなミネラル抽出。
ぜひ試して、毎日の健康づくりに役立ててみてくださいね!



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