BRZのエンジンがブローしやすいと言われる4つの主な原因

車・バイクネタ集

BRZ(ZC6/ZD8)や86に搭載されているFA20/FA24エンジンにおいて、特にスポーツ走行時に懸念されるトラブルの原因は主に以下の4点です。

  • 旋回時のオイル偏り(オイルパンの形状) サーキット等の強い横Gでオイルが片寄ると、ストレーナーが空気を吸い込み、油圧低下によるメタル焼き付きを招きます。
  • 液体パッキンの混入(ストレーナー目詰まり) 新型(ZD8/ZN8)で話題となった問題です。製造時の過剰な液体パッキンが剥がれ、オイルの吸い込み口を塞いでしまうことがあります。
  • 高温による油膜切れ 高回転型ユニットゆえに油温が上がりやすく、130℃を超えるとオイルの粘度が保てず金属同士が接触するリスクが高まります。
  • コンロッドの強度不足 NA(自然吸気)では稀ですが、過給機チューンなどで大幅にパワーアップした際、負荷に耐えきれず破損するケースが見られます。

なぜインプレッサ(EJ20)にはその傾向が少なかったのか?

かつての主力ユニット「EJ20」が競技シーンで安定していた理由には、設計思想と長年のノウハウの蓄積があります。

1. オイルパンとストレーナーの設計思想

EJ20はWRC(世界ラリー選手権)での過酷な使用を前提に改良が重ねられてきました。オイルパンが深く、ストレーナーの位置も最適化されていたため、横Gに対してオイル供給が途切れにくい設計でした。

2. 低重心化による「諸刃の剣」

BRZのFAエンジンは、さらなる低重心化を追求した結果、オイルパンが平べったい形状になっています。これが災いし、EJ20に比べてオイルが左右に逃げやすい(空気を吸いやすい)構造になってしまいました。

3. オイル還流効率の差

EJ20はオイルがヘッドからパンへ戻る通路が太く設計されていました。一方、FAエンジンはタイミングチェーンの採用等により内部構造が複雑化しており、高回転時にオイルがヘッド側に滞留しやすい(パン内のオイルが一時的に不足する)傾向が指摘されています。

実際にはEJ20も初期型(GC8等)では右コーナーでの油圧トラブルが定番でした。しかし、長年の競技データから「バッフルプレート」や「オイルクーラー」の装着が必須知識として定着しており、**「対策ノウハウが完成されていた」**ことが大きな要因と言えます。


まとめ:スポーツ走行を楽しむための必須対策

BRZでサーキットやワインディングを本格的に走るなら、以下の対策を検討するのがセオリーです。

  1. オイルバッフルプレートの装着(偏り防止)
  2. オイルクーラーの追加(油温管理)
  3. ストレーナーの清掃(液体パッキン対策)

※注意 一般的に、口コミで言われていることを纏めたもので、その効果を保証するものではありません。また、他の要因によってエンジンブローする可能性もあります。

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