サンバーのスーパーチャージャー(SC)モデルにおける、3速ATと5速MTのギア比および高速巡航時の違いを比較しました。
結論から言うと、5速MTの方が高速巡航時のエンジン回転数が低く、静粛性と燃費で有利です。

1. ギア比と総減速比の比較表
後期型SCモデルの数値をベースにした比較です。数値が小さいほどハイギア(高速寄り・低回転)となります。
<td style=”border:
| 項目 | 3速AT (SC) | 5速MT (SC) | 備考 |
|---|---|---|---|
| 1速 | 2.659 | 4.090 | MTの1速は積載・発進重視の超ローギア |
| 2速 | 1.530 | 2.352 | |
| 3速 | 1.000 | 1.518 | ATはここがトップギア |
| 4速 | – | 1.060 | |
| 5速 | – | 0.810 | MTのオーバードライブ |
| 最終減速比 | 5.666 (カウンター×デフ) | 6.166 | MTの方がデフはローギア設定 |
| TOPギア総減速比 |
サンバーSC (3AT vs 5MT) 燃費比較
サンバーのスーパーチャージャー(SC)モデルにおける、3速ATと5速MTの燃費性能を比較しました。
カタログスペック上の差はわずかですが、実燃費ではMTが圧倒的に有利という結果が一般的です。
1. 燃費データの比較(目安)
最終型に近いモデル(TT/TV/TW系)のデータを参考にしています。実燃費は走行環境(空荷・積載・エアコン有無)により大きく変動するため、平均的な目安値です。
| 項目 | 3速AT (SC) | 5速MT (SC) | 差 |
|---|---|---|---|
| カタログ燃費 (10・15モード) |
約 15.2 km/L | 約 16.4 km/L | 1.2 km/L |
| 実燃費(街乗り) (空荷〜軽積載) |
8 〜 11 km/L | 12 〜 15 km/L | 約 4 km/L |
| 実燃費(高速) (80〜100km/h) |
7 〜 9 km/L | 13 〜 16 km/L | 約 6 km/L |
2. なぜこれほど差が出るのか?
構造的な違いが燃費に直結しています。
- 動力の伝達ロス
-
- AT:トルクコンバーターを介して動力を伝えるため、流体による滑り(ロス)が発生します。特にサンバーの3ATはロックアップ機構(直結機能)がないため、常にロスが生じています。
- MT:クラッチで機械的に直結するため、伝達ロスがほぼありません。
- ギア段数と回転数
-
- AT (3速):ギアが3つしかなく、細かい変速ができません。パワーが必要な場面ですぐに回転数が上がり、燃料消費が増えます。
- MT (5速):5つのギアを使い分けられるため、「低い回転数で粘って走る」ことができます。特に5速(オーバードライブ)の存在が巡航燃費を大きく助けます。
3. まとめ
維持費(ガソリン代)を重視するのであれば、間違いなく5速MTがおすすめです。
3速ATのSCモデルは「走りは軽快で楽だが、ガソリンは相応に食う(リッター10を切ることも珍しくない)」と割り切って乗る必要があります。



コメント