【完全保存版】ボルトの頭が折れた!外れないネジを救出する3つの方法とプロ直伝の最終奥義

車・バイクネタ集

固着ボルトあるある、ボルトの頭が取れた;;

ボルトを回している最中、「パキッ」という嫌な感触と共に頭が取れてしまった……。 DIYや自動車整備をしていると、誰もが一度は直面する絶望的な瞬間です。

「もう終わりだ」「プロに頼むしかないのか」と諦める前に、まだ試せることがあります。

この記事では、ボルトの折れ方に応じた3つの救出レベルと、整備の現場で使われる**「ねじ山を傷めずに救出するプロの技(ドリル揉み取り)」**までを網羅して解説します。

詳しい人
詳しい人
焦って適当にドリルを突っ込むのはNG!
まずは状況確認と下準備から始めよう。

どうやって外せばいいの?

詳しい人
詳しい人
焦って適当にドリルを突っ込むのはNG!

まずは状況確認と下準備から始めよう。


【手順0】まずは下準備(全パターン共通)

いきなり工具をかける前に、まずはボルトが抜けやすい環境を作ります。これをするだけで成功率が劇的に上がります。

必須の3ステップ
  • 潤滑剤の塗布:「ラスペネ」や「5-56」などの浸透潤滑剤をたっぷりと吹き、数十分~一晩放置します。
  • 衝撃を与える:ボルトの残骸をハンマーとポンチで叩き、固着したサビにヒビを入れます。
  • 温める:可能であればバーナーやヒートガンで周囲を温めます(※引火物に注意)。

【レベル1】軸が少しでも飛び出ている場合

不幸中の幸いです。掴める部分があるなら、特殊なペンチで回せる可能性が高いです。

1. ネジザウルスを使う

DIYの必須アイテム。先端にタテ溝が刻まれており、頭のないボルトでもガッチリ掴んで回せます。

2. ロッキングプライヤー(バイスグリップ)を使う

ボルトを強力に「挟んでロック」できる工具です。ガタつかずに力を込められるため、固着が強い場合はこちらが有利です。


【レベル2】完全に埋まっている場合(一般的方法)

軸が埋没している場合、ここからはドリル作業が必要になります。一般的に推奨されるのは「エキストラクター(逆タップ)」を使う方法です。

使う道具

  • 電動ドリル & 鉄工用ドリル刃
  • センターポンチ & ハンマー
  • スクリューエキストラクター(逆タップ)

手順

  1. センターポンチを打つ: 折れたボルトの「ど真ん中」にくぼみを付けます。
  2. 下穴を開ける: エキストラクターに合ったサイズの下穴を開けます。
  3. エキストラクターをねじ込む: 左回転(反時計回り)させながら食い込ませ、そのまま緩めます。
注意点:折れ込みリスク

エキストラクターは構造上、ボルトを「外側に押し広げる力」が働きます。ガチガチに錆びついたボルトの場合、抜けずにエキストラクター自体が中で折れてしまう最悪の事態になることがあります。

<div class=”box-red”> <span class=”box-title”><strong>注意点:折れ込みリスク</strong></span> <p>エキストラクターは構造上、ボルトを<strong>「外側に押し広げる力」</strong>が働きます。ガチガチに錆びついたボルトの場合、抜けずにエキストラクター自体が中で折れてしまう最悪の事態になることがあります。</p> </div>


【レベル3】プロ直伝の最終奥義「薄皮一枚残し」

レベル2のエキストラクターでも抜けない、あるいはリスクを避けたい場合。 熟練の整備士や先輩たちが実践している、最も理にかなった確実な方法を紹介します。

「薄皮一枚残し(ドリル揉み取り)」とは?

ボルトの中心に、ボルト径ギリギリの大きな穴を開け、ネジ山の部分だけを薄皮のように残して除去するテクニックです。

この方法のメリット

  • ボルトを内側から削るため、張力が解放されて緩みやすくなる。
  • エキストラクターのようにボルトを押し広げない。
  • 成功すれば、母材(エンジンブロック等)のネジ山を無傷で救出できる。

成功の鍵を握る「3つのポイント」

この作業を成功させるために、以下のポイントを押さえてください。

1. 左ドリル(逆回転ドリル)を使う

通常のドリルではなく、左回転(緩める方向)で切れるドリルを使用します。 削っている最中の摩擦熱と振動、そして左回転の力が加わることで、穴を開けている途中に「クルッ」とボルトが供回りして抜けてくることがあります。これが一番の理想形です。

2. センター出しが命

この手法は「ど真ん中」を射抜く技術が全てです。

  • 必ず鋭利なポンチで正確に中心を決める。
  • いきなり太いドリルを使わず、細いドリルでガイド穴を作る。

3. 最後はピックツールで剥がす

ギリギリまで穴を広げたら、ネジ山に残ったボルトの破片(薄皮)を、先の尖ったピックツールや千枚通しを使って、内側にめくるように剥がし取ります。

仕上げ:タップでさらえる

ボルトが除去できたら、最後に正規サイズの「タップ」を通してネジ山をクリーニング(修正)します。これで元通り、新品のボルトが使えるようになります。


まとめ:状況に合わせて使い分けよう

方法 難易度 おすすめの状況
ネジザウルス等 ★☆☆ 軸が少しでも出ている時
エキストラクター ★★☆ 埋まっているが、固着がそこまで酷くない時
ドリル揉み取り ★★★ 絶対に母材を壊したくない時、プロの仕上がりを求める時

「ドリルで揉み取る」方法は技術が必要ですが、マスターすればどんな折れボルトも怖くありません。まずは焦らず、潤滑剤を吹くところから始めてみてください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました