スーパーDio(AF27)は、2ストロークスクーターの黄金期を代表する名車であり、カスタムパーツの豊富さから「最強」を目指す素材として非常に優秀です。
AF27における「最強」の定義を**「街乗りでの快適性と、圧倒的な加速・最高速を両立する(かつ止まれる)」仕様**と仮定し、段階的なカスタムロードマップを提案します。
Phase 0: マイナスをゼロに戻す(レストア)
最強を目指す前に、ベース車両の健康状態を確保します。ここを飛ばすとカスタム効果が出ないばかりか、焼き付きの原因になります。
- 駆動系リフレッシュ: ベルト、ウェイトローラー、スライドピースの新品交換。
- 吸排気洗浄: エアクリーナーエレメント交換、キャブレター分解清掃、マフラーの詰まり確認(純正マフラーの「抜け」が悪ければ純正タイプ新品へ)。
- 足回り: タイヤ、ブレーキシューの確認。
Phase 1: 駆動系&リミッター解除(ライトチューン)
まずは50ccのままでポテンシャルを解放し、最高速60km/h+αを目指します。
- CDI交換(リミッターカット):
- 青箱(POSH)やデイトナ製など。エンジン回転数の上限を解除し、点火時期を最適化します。
- ハイスピードプーリー導入:
- KN企画、デイトナ、カメレオンファクトリーなどが定番。最高速の伸びが変わります。
- ウェイトローラー(WR)セッティング:
- プーリーに合わせて軽量化し、変速回転数をパワーバンド(一番力の出る回転域)に合わせます。
Phase 2: 「止まれる」足回りの構築(ディスク化)
AF27の弱点は「ドラムブレーキ」です。エンジンを強化する前に、AF28(スーパーDio ZX)の足回りを移植するのが鉄板にして最強のルートです。
- フロントフォーク&ホイール移植:
- AF28 ZX(またはライブDio ZX初期)の金サス・銀サスを含むフロント一式を移植し、ディスクブレーキ化します。
- これを行わないと、80km/h以上出た車体を安全に止めることができません。
Phase 3: 排気量アップと吸排気(パワーの源)
ここからが「最強」への入り口です。要:黄色・ピンクナンバー登録(原付二種)。
- ボアアップキット組込:
- 68cc〜81cc程度のキットが主流(デイトナ、マロッシ、KN企画など)。
- トルクが劇的に太くなり、加速力が別物になります。
- ビッグキャブレター:
- 純正キャブのメインジェット調整でも走りますが、PE20やPE24などのビッグキャブを入れると冷却効率とパワーが向上します。
- スポーツチャンバー:
- 「ベリアル(BURIAL)」や「ゼロ(ZERO)」などのチャンバーを導入。※音量は大きくなりますが、高回転の伸びが圧倒的になります。静粛性を重視するなら「スポーツマフラー(純正風で中身が抜けているもの)」を選択。
Phase 4: 禁断のエンジンスワップ(究極系)
AF27の車体に、より大きなエンジンを載せ替える手法です。
- Gダッシュ/AF28ZXエンジン:
- AF27エンジンよりもポート加工や駆動系の設計がスポーティな場合がありますが、基本設計は近いため大きな差はありません。
- リード90(HF05)エンジン換装:
- 「縦型エンジンの最強カスタム」と言えばこれです。
- ほぼボルトオン(ハンガー加工やショック位置の微調整程度)で搭載可能。
- 純正で90ccのため耐久性が高く、そこからさらにボアアップすることで通勤快速かつウィリーするほどのトルクマシンが完成します。
ロードマップまとめ
| 段階 | 目標スペック | 主な改造点 | 難易度 |
| Step 1 | 快適街乗り仕様 | CDI、プーリー、メンテナンス | 低 |
| Step 2 | ZX仕様(足回り) | Fディスク化、ZXサス移植 | 中 |
| Step 3 | 快速2種仕様 | ボアアップ、キャブ、チャンバー | 中〜高 |
| Step 4 | 最強スワップ | リード90エンジン換装 + 駆動系フルチューン | 高 |



コメント